まずは広さに余裕がある土地を探す事です

家造りの工程において、まず最初に取り組むべきは最適な土地探しです。理想的な設備や快適な間取りを考える事も重要ですが、適した土地を見つけなければ思い描いたマイホームは建てられません。土地の条件から逆算する形で、間取りや設備を考える事も大切です。広々としたマイホームを希望するなら、敷地面積に余裕が欲しいところです。設計図よりも若干余裕を持たせた土地を選ばなければ、実際に暮らす上で窮屈さを感じる恐れが出てきます。

また同じ敷地面積でも、都市部の道路沿いのエリアと郊外の自然豊かな土地では、地価がずいぶんと変わります。交通面の利便性を意識するなら多少高額でも都市部の土地を買うのがベストです。対してのんびりとしたスローライフを望むなら郊外の土地がお勧め、地価が安価なので費用対効果を求める方にも最適です。

土地の快適性や安全性を意識して比較

同じ都道府県の同じ街でも、土地によって住み心地は変わってきます。例えば川沿いや森林が生い茂る一角の土地は、高温多湿な気候になりやすいです。冬場は比較的快適に過ごせますが、梅雨から夏場にかけては湿気と高温に悩まされます。高台の土地は一年を通して適度な湿気と風通しがあります。一方で坂の上の土地は自然災害の被害を受けやすい一面があり、購入を考える際は、過去にその地域でどんな天災が起きたか、調べておきたいところです。普段から落ち着いた気候で、家族の住み心地が良さそうな土地でも、台風や水害によって甚大なダメージを受けやすい土地はマイホーム用に不向きかもしれません。地盤がしっかりした土地や町全体で災害対策に熱心な地域なら、マイホーム用に最適です。